一般財団法人 食品産業センター 食品関連事業者のための環境情報

取組み別by approach

味の素株式会社

この会社の全取組み

取組み 内容
その他
評価基準・指針等設定
その他
製品のLC-CO2算出
ガラスびん
PETボトル
紙製容器包装
プラスチック製容器包装
アルミ、スチール
その他素材

味の素株式会社では、2015年度までの「味の素(株)容器包装3R推進計画(第2次)」(2011-2015年度計画)を策定している。リデュース、リユースリサイクルだけでなく、新素材や新技術の導入(植物由来のバイオマスプラスチックを使用した容器包装の開発)や消費者への情報提供(環境配慮商品の選択や、分別排出徹底を促す情報提供の強化も目標としている。
さらに、容器包装の環境配慮推進のための仕組みとして、商品を発売する際に「容器包装環境対応アセスメント」の実施を必須条件としている。アセスメントでは独自の評価基準である「容器包装エコインデックス」を用い、①包材重量の削減、②素材選定、③リサイクルの容易性、④表示(お客様への訴求)の4つの視点から、多面的に容器包装の環境配慮を推進し、評価項目については、随時見直しを行っている。アセスメント実施時には、それぞれの容器包装のLC-CO2を算出し、環境配慮の度合いを把握し、商品の環境配慮情報の発信時の根拠となるデータとして活用している。

 味の素(株)の主要製品の一つである「ほんだし® 」のLC- CO₂の算出方法を紹介します。「ほんだしR」は、漁船がカツオを獲りに行き港に水揚げし、かつお節をつくり、それを味の素(株)の工場に運んで製造します。さらに、「ほんだしR」を全国各地の配送センターに運び、スーパーへ納入、各家庭で使われて包材をゴミとして捨てるまでのすべての工程でのCO₂排出量を算定しました。その結果、「ほんだしR」のライフサイクルでのCO₂排出量は、家庭の一番だし(かつお節と昆布の合わせだし)の一般的な調理と比較して、およそ5分の1と、少ないことがわかりました。今後同じような算定方法で既存商品の環境影響を「視える化」し、その結果をお客様にお伝えする活動を継続していきます。

出典
JFIA

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