味の素グループでは、世界各地のアミノ酸・核酸生産工場の発酵工程で生成される栄養豊かな副生物を、もう一つの製品＝コプロ（Co-Products）と位置づけ、肥料や飼料として付加価値をつけて製品化しています。各地域の農業の状況や栽培される作物に合わせ、様々な製品を展開しています。

味の素グループでは2010年以降、コプロを中心とした農業資材関連事業を「A-Link」と名付け、コプロに関する各地域・作物へのより効果的な利用方法などの知見を集積してさらなる高付加価値化を図るとともに、畜産・水産業も視野に入れた動植物栄養分野でのアミノ酸・核酸の活用をグローバルに推進しています。すでに様々な高付加価値化製品が誕生し、世界各地で事業を展開しています。
　例えば、葉面散布剤はその一つです。これは、発酵副生液に含まれるアミノ酸やミネラルで農作物を健全にすることで収量を増加させるだけでなく、独自の成分で病害にも強くなる効果を持つもので、世界各地で「AJIFOLR」という製品名で販売されています。