一般財団法人 食品産業センター 食品関連事業者のための環境情報

取組み別by approach

キユーピー株式会社

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取組み 内容
省資源化
軽量化・薄肉化
ガラスびん
PETボトル
紙製容器包装
プラスチック製容器包装
アルミ、スチール
その他素材

キユーピードレッシングシリーズは従来、170ml、380mlサイズのラインナップがあったが、多様なライフスタイルに合わせるべく、小型の170 mlを150 mlに減容量化するとともに、中間の260 mlサイズの商品をラインナップした。
新ボトルの開発に着手するに至った経緯としては、資材メーカーの成型機の性能が上がり、従来のボトルより厚みのばらつきを押さえつつ成型できるようになったことがあげられる。
通常、熱時充填用のPETボトルは、容器内減圧に耐えられるように硬く、目付け量(単位面積当たりの重量)の多いボトルを採用してきたが、厚みのばらつきが改善されると減圧変形が起こりにくくなるため、ボトルの軽量化を進められると考え開発に着手した。
ボトルの軽量化と、減圧強度とはトレードオフの関係にあり、アセプティック充填(無菌充填)の様には軽量化できない。また検討の結果、減圧強度は保てたものの、「減圧」+「落下衝撃」で変形することが判り、当初目指していた程の軽量化は達成できなかったものの、従来の設計方法では、26gの目付け量が必要であったが、新ボトルでは23gと1割削減することができた。

左:150ml、真ん中:新容器260ml、右:380ml

左:150ml、真ん中:新容器260ml、右:380ml

出典
JFIA

一般財団法人食品産業センター